2013年6月10日月曜日

福祉用具の相談窓口 滋賀県が6月オープン 「障害者の暮らし向上を」嘉田知事

定例会見で福祉用具相談プラザについて説明した嘉田由紀子知事=滋賀県庁滋賀県は7日、障害者が利用する福祉用具や補装具についての相談窓口「県福祉用具相談プラザ」を来月1日、草津市笠山の県立長寿社会福祉センター内に開設すると発表した。福祉用具などに関する窓口はこれまで市町にしか設けられていなかったが、同プラザの開設で県が自立支援と一体となったサービスの提供を始める。

障害の種類や程度に応じて、車いすや介護ベッド、補聴器、義手、シャワーベンチなどさまざまな種類の福祉用具や補装具がある。しかし、個々の障害者には、器具に対する適性や相性があるため、技術的な援助や情報提供が不可欠となっている。


                                                                                                     
定例会見で福祉用具相談プラザについて説明
した嘉田由紀子知事=滋賀県庁
 
新設されるプラザでは、障害者や介護者からの相談を受け付け、障害者と器具の適合判定などを行う。器具の展示もあり、障害者が試しに使ってみたり、使用方法についての研修を受けたりすることもできる。
 
嘉田由紀子知事は7日の定例会見で、歩行器などの福祉用具を紹介した上で、「何気ない道具でも、それがあるだけで障害者の生活の質は大きく向上する。利用者の相談を受けながら、微調整やカスタマイズなどを含めて細やかに対応していきたい」と述べた。

2013.5.8 09:23 from msn産経ニュース