県内は、美術の専門教育を受けていない障害者らの芸術「アール・ブリュット」が盛んで、評価が高い作品の販売や使用を求める声もある。
そんな中で、報告書は、作品の扱いを自分で決めることが難しい障害者の著作権をどう守るかが課題となっている点を指摘。
家族や後見人、施設などに著作権への理解を持ってもらうため、研修を受けてもらったり、行政が芸術情報を提供したり、と支援していくよう提言している。
県内の障害者団体や施設職員、弁護士ら13人の委員が、県の呼びかけを受けて昨年7月から5回にわたり議論し、意見をまとめた。
報告書を提出した信楽学園(甲賀市)の山田宗寛園長が「障害のある人だけでなくすべての人の著作権を守ることにつながってほしい」と話すと、嘉田知事は「作品が社会的に認められれば争いも起こる。この報告が、アール・ブリュットの権利保護の世界的なプラットホームになるといい」と答えた。
嘉田由紀子知事(左)に報告書を手渡す山田宗寛園長=県庁で
|
嘉田由紀子知事(左)に報告書を手渡す山田宗寛園長=県庁で
|
嘉田由紀子知事(左)に報告書を手渡す山田宗寛園長=県
庁で
庁で
2012年3月27日
0 件のコメント:
コメントを投稿