2012年9月14日金曜日

地域おこし協力隊:隊員6人選出 湖南で委嘱式 /滋賀

自治体が三大都市圏の人々を1〜3年間受け入れ、まちづくりに協力してもらう「地域おこし協力隊」の湖南市での委嘱式が7日、同市石部まちづくりセンターであった。京都市の大学生ら6人が隊員に選ばれ、9月から湖南市に定住する。通学・通勤しながら再生可能エネルギーの市民共同発電プロジェクトなどに携わる。

 同市で隊員になったのは22〜60歳の男性3人と女性3人。うち4人が大学・大学院生で、5人が京都市在住。隊員は太陽光エネルギーの地域内循環を目指す「コナン市民共同発電」、障害者らの芸術活動「アール・ブリュット福祉ツーリズム」、特産品づくりの「コミュニティルネッサンス」に参加し、湖南市の活性化を目指す。

 地域おこし協力隊は総務省が過疎対策として09年度から進め、11年度は147自治体(3府県144市町村)で隊員413人が活動した。同市は通勤・通学できる「都市近郊型」をアピールし、7月から参加者を募った。

 堺市出身の京都大大学院1年、奥山晃次さん(24)は「観光に関心があり参加した。地域の人が誇りを持てる活動をしたい」と意気込みを語った。【石川勝義】

毎日新聞 2012年09月08日 地方版

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