2012年3月15日木曜日

ボランティアが撮った大震災被害 近江八幡で企画展

 東日本大震災で被災した宮城県と、台風による暴風雨の被害に遭った和歌山県の写真26枚を紹介する企画展「被災地から復興へ-ボランティアが見た宮城・和歌山」が、近江八幡市宮内町の近江八幡図書館で開かれている。現地で活動したボランティアが撮影した写真を集めた展示で、被害の悲惨さを伝える。

このうち、会場に展示された宮城県の写真は、海岸近くの中学校で2階教室まで津波が来たことを示す染みや、海岸沿いの鉄筋コンクリートのビルがさいころのように転がっている状況を伝えており、東日本大震災の被害の甚大さを示す。

聖泉大の宇野安美さん(20)が代表のボランティアサークル「たね」が開いた。たねは東日本大震災の被災地でボランティア活動した同大のOBらと出会ったことをきっかけに立ち上げたサークルで、被災地などで活動している。宇野さんは「被災地に思いを寄せ、自分たちの防災意識を高めるきっかけになれば」と話した。

31日まで。午前10時~午後7時。休館日は月曜と、21、28日。

被災地で行ったボランティアの炊き出しの様子を紹介する写真もあり、現地の様子を伝える(近江八幡市・近江八幡図書館)
被災地で行ったボランティアの炊き出しの様子を
紹介する写真もあり、現地の様子を伝える(近江
八幡市・近江八幡図書館 )

2012年03月11日11時42分京都新聞

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